大阪・奈良の建築設計事務所:一級建築士事務所 基本フォルム。リノベーション設計監理。

 
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F邸リフォーム工事

滝で有名な箕面公園にもほど近い、築24年の5階建分譲マンションの一室を改装しました。 

マンション外観

箕面の滝

場所: 大阪府箕面市
設計期間: 2001年8月〜12月
施工期間: 2002年1月〜  4月
施工面積: 56.18(16.99坪)

プレゼンテーションパネル

■改装前


玄関
廊下
玄関周りが暗く、廊下が狭いのが難点でした。3人のお子さんが独立して
子供部屋が必要なくなり、間取りを整理して広く部屋を使えるようにしたいとのご要望でした。
コンクリート壁面からの結露も問題でしたが、十分な結露対策を行いました。
6年経ちましたが今も大変喜んでいただいています。

■改装後
リビング入口からダイニングの入口を見る

左下の小さな扉は猫用。
床はさわりごこちの良いブナのムク材を使用。
外気に近いコンクリート部分に断熱材を
隙間無く設置しました。
一冬越しましたが結露は発生していないそうです。

ダイニングから玄関を見る。
木製の釣り戸は楽に開閉でき、曇りガラスが入っているので来客があっても奥まで見通しにくくなっています。また、風の通り道としてスリット状の扉を右側に設け、開放感を損なうことの無いようにここは透明ガラスを使用。右下の小さな扉は猫用。引き戸が閉まっていても、リビングとダイニングを行き来できるようになっています。この部分の造作が今回のリフォームでの一番の要でした。

水廻り
左手の小部屋は洗面・トイレ・風呂などの水廻り。既存の靴箱が収められています。
ガラスの欄間を使うことで明かりが届きやすくなっています。


入口の戸を開ける

靴箱側を開ける

玄関

将来はベンチを置くので幅を
広くとっている。
玄関あがり框。右の戸の中は靴箱。

リビング
ちゃぶ台を置いてテレビなどを見る部屋。
曲面で連続する壁と天井は調湿効果のある
珪藻土の左官仕上げ。曲面は低い天井高を
座った時に広く見せるための工夫。


 
リビングドアのディテール

壁の一面にクローゼットをつくり、既存の収納家具を納めました。
下は改装前。開口部の上の縦格子はエアコン隠しと棚を兼ねたもの。

改装前
 

開口部廻り
外はベランダ。足元に洗い出し仕上げのブロックで縁側を作りました。
冬は日が差し込んで蓄熱効果があります。 そこにカーテンの代わりにプリーツカーテンを
3枚取り付け、障子のような効果を出しています。

ダイニング・キッチン
もともとは子供部屋だったところをキッチンに改装。
コンロはご要望に合わせIHクッキングヒーターを設置。
またキッチンの左側には書き物コーナーをつくりました。

既存の棚にあわせてサイドカウンターを制作。
キッチンとダイニングを緩やかに仕切ります。

ずっと使っておられたテーブルとの使い勝手を考えて
高さを調整、食器・調味料のほか、マガジンラックとしても使え、
トレーや新聞が差し込めるようになっています。

この奥には唯一既存のままの和室があります。



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