大阪・奈良の建築設計事務所:一級建築士事務所 基本フォルム。建築家 高橋俊介による主催。BARの設計監理。

 
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Shot Sun Bar (ショット サンバー)

ショットバーの新装工事


東梅田商店街の人通りの多い往来に面したショットバーのプロジェクトです。現状の室内は道に面しているものの入口は狭く、閉鎖的なのが難点でした。
設計するにあたり、この空間を少しでも広く見せながら店の雰囲気を往来に伝え、来店者をスムーズに店内に導きこむ何らかの仕掛けが必要だと考えました。


プレゼンテーションボード

オーナーOさんからのご要望は客席数など一般的なものの他、お客さんからもらった置物を新しい店でも引き続き飾れるようにしたいというものでした。
そこで、カウンターを中心にした店舗レイアウトに、バック棚を大きく取り、構造とは関係のない壁をぶち抜いて、入口のある往来まで延長するデザインを提案しました。バック棚にはお酒のボトル以外にも十分な飾りシロがあり、そこに先ほどの置物類を飾ることで、前の店のムードを継承しつつも新しいメッセージを往来に発信できるように工夫しています。


ちなみに、この格子には黄金比というヨーロッパをはじめとする西洋文化圏では均整のとれたプロポーションを作る上で欠かせない比例の原則を用いており、そこから導かれた寸法のもとに格子が組み立てられています。そうすることで、いろんなサイズのものを置いたとしても、最低限の統一感が計れ、全体の調和が保たれます。

左写真は何も置かない状態。右は色々な物が置かれた状態。

何も置かないストイックな状態も写真を見る限りはいいですが、親しみやすさや、居心地のよさ、以前の店に愛着のある方にとっては右の状態の方がいつも行く落ち着いた店として良いかもしれません。それでも、今回のように秩序のあるルールを導入することで多くの人に受け入れやすいものに仕上げることができます。



この場合、バック棚は下地や素地のような役割を果たしていて、仕上げるのはボトルや置物、あるいは時とともに変わっていく変化のようなものでしょう。
一般に店舗は出来た時が一番きれいで、徐々に消耗するものですが、この計画では徐々に仕上がっていくという観点で意匠が行われている点がユニークです。

工作物概要・規模
所在地 大阪市北区
用 途 バー
設計期間 2001年7月〜8月
施工時期 2001年9月
面積 30
坪単価 40万円


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