大阪・奈良の設計事務所、基本フォルム一級建築士事務所。医療ビル、マンション。

 
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リーサイド豊津 (2009年)

医療、福祉、住居のコンプレックスであり、地域の要請と文脈に沿って立案されました。民間でありながら災害時における復興支援も視野に入れた複合医療施設です。





建物の北面が幹線道路に面していて、近隣の生活動線となっています。敷地と道路との高低差を利用し、1階は駐車場となっています。道路に面しているところはメインエントランスです。南面は大阪平野が一望でき、眺望と採光条件に優れています。







建物正面。全体として水平を強調した端正な構えとなっています。オーナーからはこの地域の歴史をずいぶん伺いました。なんでもこの道路は、大戦中軍事的な要請から拡幅されたとのことで、敷地と道路との擁壁はこと時できたそうです。建て替え前の建物は石垣の擁壁に沿ってつくられていました。実はその石垣はまだこの建物の下に残されています。一部は上から見る事が出来るようになっています。地域に根差した建物であることを目指して、近所にお住まいの方々からお話を伺ったり、設計は楽しいものでした。








メインエントランス
建物が街路に威圧感を与えないように、ヒューマンスケールを意識してプロポーションが決定されました。
エントランスホールは街路の延長のように大きく間口が取られ、気兼ねなく入ることができるようにデザインしています。







エントランスホール
竣工写真なのでがらんとしていますが、現在はソファーベンチや自動販売機、ディスプレイなどでパブリックリビングのような使われ方をしています。









エントランスホールの奥を見たところ。
奥にはすでにクリニックが入居しています。正面奥の鉄扉はテナント側で取り外し、自動ドアなどに置き換わります。右に折れるとEVがあります。








ユニバーサルトイレ
先ほどのエントランスホールにはだれでも使用できるユニバーサルトイレが設置されています。
小便器やオストメイト用の施設等、成人対応の簡易ベッドもあり、装備が充実されています。





住居側エントランス
一部はマンションになっており、専用のアプローチが併設されています。テナント側とも内部で行き来することもでき、中には合わせて利用されているテナントもあります。






5階フロアー
建て替えの前から入居されていた知的障害者の作業場を支援するNPO法人の拠点として整備されました。オーナーとともにヒアリングを繰り返し、 大変気に入っていただいています。




1階駐車場
阪神大震災クラスの災害時を想定し、雨水利用施設や簡易トイレ設置が可能なように配管などが計画されました。防犯上死角が最小限になるよう、配置が綿密に計画されています。
近くの古老に伺った話では、ここには以前プールのような用水池があり、やはり大戦中連合軍の捕虜が水浴びをしていたそうです。戦争中とはいえずいぶん牧歌的な光景だなと思ったものです。

 


 


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